Raspberry Piは3,000円程の名刺サイズのパソコンです。このRaspberry Pi と Arduino を連携動作させてみます。
Raspberry PiにArduinoコマンドライン開発環境 ino をインストールします。
ここでは,Raspberry PiにOSとしてRaspbianがインストールされていることを前提にします。
ino はinotool.orgが開発提供するArduino コマンドライン開発環境(ツールキット)で次の機能があります。
現在提供されているinoツールには,datsuns氏のudon's blogの「コマンドラインArduino環境の構築」に書かれているバグあります。
本書ではdatsuns氏のgithubリポジトリhttps://github.com/datsuns/inoからバグ対策済みのinoツールをインストールします。
inoツールはArduino IDEのリソースを使いますので,まず,Arduino IDEをインストールします。
pipはgithubリポジトリからinoパッケージを簡単にインストールできるツールです。
例:Arduino UNO のデジタルピン13でLチカ。
/dev/ttyACM0 がArduino UNOがつながっているポートです。
イニシャライズするとプロジェクト・ディレクトリ配下に次のようなディレクトリとファイルが生成されます。
エディタ( vi や nano )を使ってソースコードを入力します。
ino build -m ボード略称 でビルドします。エラー無くビルドが終ると firmware.hex が生成されます。
ボード略称は ino list-models で一覧が表示されます。
ino upload -m ボード略称 -p ポート名 でビルドしたスケッチをアップロードします。
blinkディレクリの直下に設定ファイル ino.ini を置き,次のように 「ボード略称」「ポート名」を記述しておけばビルドやアップロードのとき -m -p オプションを省略できます。
update 2013.02.25
upload 2013.02.24
CC BY-NC-SA