日本製半導体素子のSPICEモデルを組み込む

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 LTspice/SwitcherCAD III の標準ライブラリには,日本製のダイオード,トランジスタ, FETの半導体素子は収容されていないので,2SC1815などの日本製半導体素子を 標準ライブラリに組み込みます。


  1. 公開ライブラリのページを開く

    数理設計研究所 Spice Modelのページを開きます。


  2. 導入

    C:\Program Files\LTC\SwitcherCADIII\lib\cmp 配下に,standard.* というファイルがあります。 拡張子 .dio がダイオード,.bjt がバイポーラトランジスタ, .jft がジャンクションFET, .mos がMOS-FETです。 これらのファイルをテキストエディタで開き公開ライブラリのページからSpiceモデルをコピー&ペースト すれば利用可能となります。

    標準ライブラリはLTspice/SwitcherCAD III をアップデートすると書き変わって 追加分が消えるという噂もありますので,フォルダごとバックアップを取って おけば安心です。


  3. 蛇足

    半導体メーカのサイトでSPICEモデルが公開されていないかどうか探索しましたが, よく使う素子のSPICEモデルはほとんど公開されいません。大口顧客とかCAD メーカには公開しているという話もありますが,個人とか自営業者相手には公開されてはいないようです。この電脳時代に全く残念なことです。

    SimCircuit Technologies社のWebページにSPICEモデル公開元のリンクがあります。


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