2017.01.19 EAGLE 8.0でライセンス形態が変更になり、教育ライセンス取得が簡単になりました。
以下の情報は、もはや役に立ちません。
PCB CADのEAGLEのライセンス形態が大きく変っていた。
従来のLiteはExpressとライセンス名が変更になった。内容は従前と同じで 80x100mm 2層 回路図2枚 非商用限定 のフル機能版が利用できる。
新たなライセンスも設けられた。新ライセンスで興味を引くのがMakerとEducational
Maker 160x100mm 6層 回路図99枚 非商用限定フル機能 $169
Educational 160x100mm 6層 回路図99枚 非商用限定フル機能 無償
中華基板屋さんの多くが最低加工サイズが100x100mmなので,Maker版で160x100mmまでの基板設計ができ$169の破格の価格は嬉しい。
また,技術教育に従事していたので従来のLite版よりはるかに充実したEducationalライセンスに大いに興味が引かれた。…と,言うことでEducational版について調べてみた。
- Webで申し込んでライセンスを取得する。.eduドメインのメールアドレスを持っていることが必須。申込みWebページはココ
- .eduドメインのメールアドレス所有で教育機関在籍を照査している。
.eduのアカウントは,ほぼ米国大学に限られるため,このライセンスは米国国内向けと思われた。 - ダメ元で日本国の高等教育機関が使っている.ac.jpでEducationalライセンスが取得できるか問い合せたところ,次の回答があった。
「emailによる個別申請を受け付け審査する」 - 次の手順でEducationalライセンスが取得できます。
EAGLE Educationalライセンスの取得方法
- 前提
大学等の学生または教育職員で.ac.jpのメールアカウントを持っていること。 - ファーストコンタクト
次のメールアドレスに.ac.jpのメールアカウントから「自分は日本の大学の学生(or教育職員)でEAGLE Educationalライセンスの発行を希望する」旨の英文メールを送信します。.ac.jpは日本の大学等の高等教育機関のドメインであることを書いておくと良いと思います。
メールのタイトルも「EAGLE Educationalライセンスの発行を希望する」旨の簡潔な英文にします。
メール宛先 sales@cadsoftusa.com - リクエストフォーム着信
2で送ったメールに返信が来ます。Educationalライセンスのリクエストフォームが記載されています。 - ライセンス申請
送られてきたリクエストフォームに次の事項を英文で記述し,上記3のメールに返信します。
氏名,所属大学等,学部,学科,専攻コース(所属の正式英文表記を記述),
身分,所属大学等住所,.ac.jpアカウントのメールアドレス,自分の住所,電話番号 など - ライセンス取得
リクエストフォームに記述したメールアドレスにライセンスの発行のメールが着信します。
ライセンス発行文書がPDFで添付されています。この文書に従って- ライセンス発行ページにアクセスしライセンス条項に同意します。
- ページが切り替わります。
- ページにInstallation Codeが記載されているので,このコードを紙にメモするかコピペしてファイル保存します。
- yesボタンをクリックして Licence key ファイルをダウンロードします。
- 必要な場合はLicense keyが対応するEAGLEをダウンロードします。
- ライセンス有効化
- EAGLEを起動してメニューバーのHelp→EAGLE Licence と進みます
- Use License file を選択します
- License key ファイルとInstallation Codeを指定しOKをクリックします。
- EAGLEを再起動すると
Premium Edition / FOR EDUCATIONAL USE ONLY となっているはずです。
以上です。