How to make

Arduino IDE に ATtiny202 他の開発環境を組み込む

1.概要

次によりATtiny202他の開発環境を整えます。

  1. 用意するもの
    1. ATtiny202
    2. Arduino-UNO(書込装置として使用)
    3. 抵抗器 4.7kΩ
    4. Lチカ回路用 LED,抵抗器
  2. Arduino-UNOにUPDI書込みスケッチをアップロードします。
  3. Arduino IDE にATtiny202他の開発環境「megaTinyCore」をボードマネージャを用いて導入します。
  4. LチカスケッチをATtiny202に書込み動作検証します。

2.UPDI書込みスケッチ「jtag2updi」

  1. ATtiny202 他にはUPDI方式でスケッチを書込みます。
  2. Arduino-UNOに jtag2updi スケッチをアップロードしArduino-UNOをUPDI書込装置として働かせます。
  3. 下のURLにアクセスします。
    https://github.com/SpenceKonde/jtag2updi
  4. 開いたページの[CODE]ボタンをクリックしプルダウンメニューの[Download ZIP]を選択してjtag2updi-master.zipをダウンロードし保存ます。
  5. jtag2updi-master.zipを展開生成した jtag2updi-masterフォルダの名前をjtag2updiと変更します。
  6. jtag2updiフォルダをArduinoスケッチ保存フォルダ(windowsのデフォルトならば “ドキュメント/Arduino”)に移動します。
  7. Arduino IDEを起動しjtag2updiを開きます。
    このとき白紙の「jtag2updi」が開きますが,それで正常です。
  8. アップロードボタンをクリックしてArduino-UNOにjtag2updiをアップロードします。

3.ATtiny202他の開発環境導入

  1. インターネットに接続されていることが必須です。
    すでにATtinyCoreの開発環境をインストールしている場合は次の2〜4は飛ばします。
  2. 下の直接リンクurlをコピーします。
    http://drazzy.com/package_drazzy.com_index.json
  3. Arduino IDEを起動し「環境設定」を開きます。
    win: [ファイル]→[環境設定]
    Mac:[Arduino]→[Preferences]
  4. 「追加のボードマネージャのURL」欄に先程コピーした直接リンクurlを貼り付け,[OK]をクリックして閉じます。

    図1

  5. [ツール]→[ボード:]→[ボードマネージャ…]と進みます。ボードマネージャウインドウが開きます。
  6. 「検索をフィルタ」の欄に megatiny と入力します。
  7. megaTInyCore がリストされるので,[インストール]ボタンをクリックするとクラウドからボードデータがダウンロードされインストールされます。

    図2

  8. ボードマネージャを閉じて[ツール]→[ボード:]と開くとmegaTinyCoreの項目が増えています。

    図3

3.ボード / Chip / Clock / Port の選択

  1. [ツール]→[ボード:]→[megaTinyCore]と進みATtiny412/402/212/202を選択します。図4
  2. [ツール]メニューを開くと[ボード:]の下にChip: / Clock: …. の項目が追加されています。
  3. ChipとClockを自分の目的に合うよう選択して使います。図5,図6
  4. Port: にはArduino-UNOが接続されているシリアルポートを設定します。
  5. 他の項目の設定の詳細は作者のSpence Konde氏のページを参照してください。

    図4

    図5

    図6

4.書込装置の選択

  1. Arduino IDEのメニュー「ツール」→「書込装置」と進みます。
  2. jtag2updi を選択します。図7

    図7

5.ATtiny202のプログラミング・テスト

  1. 配線
    1. 図8のように配線します。
      Arduino-UNOのD6ポートから引き出したUPDI書込み信号は保護抵抗4.7KΩを通して接続します。
    2. 図9はATtiny202のピンアサイン略図です。

      図8

      Attiny202

      図9

       

  2. ヒューズビットの書込み
    1. Arduino IDEのメニュー[ツール]→[ブートローダを書き込む]と進みます。
    2. この操作で「3.ボード / Chip / Clock / Port の選択」で設定したClockなどの情報がATtiny202のヒューズビットに書き込まれます。
  3. 動作検証
    1. L チカスケッチ01.Basics/Blinkを呼出します。
    2. 書込みボタンをクリックしてコンパイルと書込みを実行します。
      Arduino IDE のステータスエリアで進捗を監視します。
      Cannot locate “flash” and “boot” memories in descriptionと表示されますが問題ありません。
    3. 書き込みが終わると図8の配線回路のLEDが1秒間隔で点滅します。
      LED_BUILTINにはD3に割当てられています。
  4. ATtinu202ピンアサイン
    I2C/SPI Analog Digital Pin Pin Digital Analog I2C/SPI
    VCC 1 8 GND
    TXD A6 D6 2 7 D3 A3 SCK
    RXD A7 D7 3 6 D0 A0 SS
    SDA/MOSI A1 D1 4 5 D2 A2 SCL/MISO
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記事来歴
2021.03.03 kimio kosaka  初版アップロード
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