Rasberry Pi によるBullet Time 撮影システム 進化中です
Raspberry Piを32台並列動作させてバレットタイム撮影システムを作っています。概要はこちら
徐々に進化させています。
できたこと
- カメラ30台180°からカメラ60台360°へ
全周撮影ができるようになりました。Raspbery Pi に2台のカメラを接続しています。 - 画像位置合わせ処理ソフトウェアツールを作成
OpenCV+Pythonでカメラの視点合わせ処理行うソフトを作っています。カメラの視点ズレによる動画のブレをかなり減らすことができるようになりました。
OpenCVの勉強(その1,その2,その3) - 電源強化
常時インパート型のUPSを導入してAC100Vが変動しても影響を受けないように対策しました。電源環境が悪い展示会場でも安定動作します。
デモ動画
次にやりたいこと
- 画角を広げる
現在は画角が狭く撮影円の中心に立った大人の体全体を撮影できないので座るか中腰の姿勢になってもらっている。カメラに広角コンバージョンレンズを付けて画角を広げたい。 - 撮影タイミングの同期
現在はコントロールマスターのPCからLAN経由で各Raspberry Piに撮影コマンドを投げています。ソフト側では順番に各PasPiを制御しているのですが,実際にはパケットの再送等があって順番に撮影は行われていません(非同期撮影) これを,GPIO等を使って時計回り(あるいは,反時計回り)で同期撮影を行うようにしたいと考えています。(実現しました) - Webへの投稿機能
現在,撮影した動画はコントロールマスターPCのハードディスクに保存しています。バレットタイムで体験撮影した方から動画が欲しいととリクエストがよくありますので,Webに投稿できるインタフェースをマスターPCに持たせたいと思います。 - クロマキー処理
撮影円周を青系のスクリーンにしてクロマキー処理で背景を差し替えることができたら面白いと思います。クロマキー処理やパノラマ背景のマッピング処理は先行事例が沢山あるので何とかできそうです。が,ブルースクリーンの撮影円筒はかなりの大仕掛になります。