久しぶりにIchigoJam(BASICでプログラミング こどもパソコンIchigoJam)で遊んで見た。ARM Cortex-M0デバイス(LPC1114FN28)一個にTiny-BASICインタプリタやらコンポジット・ビデオ信号生成やらPS/2キーボードインタフェースを詰め込んでいる。「こどもパソコン」と銘打っているが,コイツはi8080〜Z80世代のオッサンが涙して喜ぶ「おっさんホイホイマイコン」だ。
「おっさんホイホイマイコンIchogoJam」のTiny-BASICでひとしきり遊んで「あの頃」(マイコン黎明期)を回顧した後は部品箱の片隅に放置していた。
先日,IchigoLatte(Javascriptが走るIchigoJam)発売の記事を見て面白そうだったので,IchigoJamにIchigoLatteのファームウェアを書いてマイコン上で動くJavascriptを試して見た。けっこうクセがある。2日ほど遊んでTiny-BASICに戻した。
ファームの書き換えをやっていて,ふと気がついた。
- ファームウェアを書き換える環境があるなら mbed LPC1114FN28 の代替えになるな〜
- IchogoJam+mbedでC/C++によるマイコン制御ができるよ
- これはマイコン制御の実習ボードとして使えるね
と,言うことでIchigoJam + ISP書込み器 + mbed でマイコン制御実習環境を作ることにした。
- IchigoJam-UボードにISP書込みアドオン・ボードを載せる。
- IchigoJam-Uボードサイズに収める。
- ISP書込みへの遷移は自動もしくはプッシュスイッチのワン・アクションで行う。
上の仕様でプッシュスイッチのワンアクションでISPモードに遷移するプロトタイプを作ってみた。
- プッシュスイッチの長押しISPモード
- プッシュスイッチの短押しでリセット
ビデオはプロトタイプ実習ボードとmbedとISP書込環境を連携させてLチカ
LPC1114FN28+mbedのマイコン実習について,かつて構想していたプラン(LPC1114FN28実習セットの検討)を元に実習テキストの作成を開始した。
2月1日 DTR/RTS信号を用いるISP書込み制御回路を製作した。
- USB-SerialモジュールのDRT or RTS信号によりLPC1114FN28をISPモードに自動遷移させる。
- S1の長押しによりISPモードに遷移させることも可能。
- S1の短押しでPLC1114FN28にリセットをかける。
=ソースコードは近日中に公開予定=