IchigoJamを動かすにはNTSCビデオ入力のモニターとPS2キーボードが必要です。これをmbed化したIchigoJamでも使えれば面白いな〜と思っていました。
IchigoJamはソフトでNTSC信号を作り出していますのでソースコードを引っ張ってきてmbedで使えるようにしようと考えたのですがNTSC信号生成のソースコードがなかなか見つかりません。
代わりに,LPC810でNTSC出力とPS2キーボードに対応するシリアルコンソールの作例「Console 810」がヒットしました。ソースコードも付属しているので,これが応用できればとソースを眺めて見ましたがLPC810のハードに依存する部分がかなりありLPC1114に持ってくるのは相当な手間がかかると予想しました。
そこで,Console 810をそのまま作ってビデオ出力をIchigoJamから奪いIchigoJamとはシリアル通信で連携させる方法を試してみることにしました。
下の動画はIchigoJam + ISPダウンローダ + Console-810 を連携動作させる実験の様子です。シリアルポートをプログラム書込みとシリアルコンソールを共用しているためプログラム書込み時にモニターに化け字が表示されますが狙ったとおりの動作をしました。
文字列”hello world”をconsole-810に投げるプログラムをmbedオンライン環境で作りISPダウンローダで書込みして実行してしています。