日本縦断自転車行(新篠津〜岩内〜八雲〜函館/青森)


GPSログ航跡動画(2:32)

4日目:新篠津〜岩内(2020.10.11)141.2km:470.2km

当初予定は,しのつ公園から石狩〜小樽〜岩内を経由して後志港町・道の駅「シェルプラザ」あたりでテント泊する予定でした。が,余市〜岩内間の稲穂峠を越えた下り坂で後輪がパンクし夜間暗い中でのパンク修理を余儀なくされました。パンク修理に時間を取られ当初目的地の到着がかなり遅くなると予想されたため岩内港近くの公園で緊急テント泊しました。
4日目,5日目,6日目とテント3連泊の予定で何か対策をしないとスマホやカメラの充電ができません。スマホはナビゲーションに使っているので電源確保は必須です。このため20000mAHのモバイルバッテリを2個携行していますが3日間で充電容量を使い切ってしまいます。充電容量確保のためこの日は携行しているやや大きめの3面展開太陽電池パネルをフロントバッグの上に広げて太陽光でモバイルバッテリを充電しながら走行します。

  • 07:45 しのつ公園で朝食を摂り4日目スタート。道道81号を経由して石狩灯台へ向かう。
  • 09:20 セイコーマート石狩八幡店で休憩。
  • 10:00 石狩灯台に到着。弁天歴史館にも立ち寄る。
  • 11:00 石狩湾港中央埠頭あたりで道に迷う。
  • 11:25 走行距離50Km
  • 11:25 セイコーマート新港西店で休憩。道道225号〜国道337号で銭函に至る。
  • 銭函から国道5号オロロンラインに入る。
  • 小樽への長い上り坂でロードバイクに抜かれたとき「がんばってくださ〜い」と声かけられる。
  • 13:00 100円ショップ「meets」生活用品を調達。
  • 13:30 なか卯小樽築港店で昼食。
  • 余市に向かって国道5号をひたすら走る。
  • 14:35 小樽市塩谷1丁目の下り坂でバックパックに縛り付けていた荷物を落とす。後続の軽四がそのことを知られてくれたので引き返して帽子を回収。
  • 15:30 ツルハドラッグ余市大川店で休憩と食料調達し内陸側へ進路を取り岩内へ向かう。
  • 16:20 偕楽園で休憩と水の補給。
  • 然別あたりで日没。
  • 18:00 真っ暗な中 稲穂峠(稲穂トンネル) を越える。
  • 19:10頃,道の駅「いわない」手前5Kmあたりの所で後輪がパンクする。暗い中での修理作業とチューブレスタイヤにチューブを入れているのでタイヤのビードが上がらず修理完了まで1時間半ぐらいかかった。
  • 21:00頃,道の駅「いわない」に到着。これ以上の夜間走行は無理と考えて付近の公園で緊急テント泊することとした。

石狩灯台へ(ハンドルの上の黒い板は太陽電池パネル)

小樽手前の登り坂で励ましの声がけ受ける

5日目:岩内〜八雲(2020.10.12)98.4km:568.6km

昨日が予定より20km手前で緊急テント泊となったので早起きして5日目の目的地:駒ケ岳山麓の東大沼キャンプ場を目指こととした。が,昨日パンク修理した後輪の空気が抜けていました。交換に使用したタイヤチューブは以前にパンクしたのを補修したものでパッチ当てが不完全だったようです。新品のタイヤチューブを持っていたので交換しました。岩内〜湯別の国道229号はトンネルが沢山ありトンネルには側道が無いのでかなり怖い思いをしました。湯別〜黒松内〜長万部に至るまで風雨に叩かれ消耗し東大沼キャンプ場にたどり着くのは無理と判断し八雲町のゲストハウスに宿泊しました。

  • 03:30頃,目が覚める。5時頃まで寝ていようかと考えたが4時過ぎに起きて撤収を開始した。
  • 05:00 撤収を終え出発時の自転車始業点検で後輪空気抜けを発見。チューブを交換する。
  • 06:50 セイコーマート岩内万代店で朝食を摂り補給食を調達する。
  • 07:00 5日目をスタート。道の駅「シェルプラザ」に向けて海岸沿いの国道229を走る。天候は曇りで強い南風。
  • 08:35 道の駅「シェルプラザ」で休憩。小雨なるも強い風(暴風だ)。
  • 09:30 南美谷バス停小屋で風雨を避けて休憩。
    北海道や東北のバス停小屋は冬場の風雪を凌ぐためにしっかりとした造りで中も広々としており若い頃オートバイ野宿ツーリングをやっていた頃は雨の夜はバス停小屋によく泊まった。時刻表で最終バス〜始発バスの時間帯を確認して寝袋などを広げて寝ます。雨を避けるためにチャリダー(自転車野宿ツーリスト)やカニ族(徒歩野宿ツーリスト)もやって来て見知らぬ同士数人がざこ寝することも多かった。野宿ツーリストの間にはバス停小屋の利用の暗黙の不文律があり小屋内での煮炊きなど火気の使用は厳禁だった。
  • 10:20 セイコーマート 歌棄店で休憩・補給。
    ここから道道9号で内陸に向かい黒松内を経由して長万部に至るルートを取る。雨が強まる。
  • 11:55 黒松内町運動公園。強い風雨にさらされ,くるぶしまであるサイクルパンツが濡れて足にまとわり付くので短パン+タイツに着替える。
  • 12:30 道道9号から国道5号に右折し長万部方面へ向かう。
    黒松内での強い風雨と山道のアップダウンでかなり消耗した。
  • 13:50 長万部に至ったあたりで東大沼キャンプ場にたどり着くをあきらめ宿に泊まることを検討する.
  • 14:00 長万部駅の観光案内所で宿のパンフレットを入手し駅の待合室で宿泊先を検討するも良い宿がない。できるだけ函館に寄りたいがパンフには長万部温泉エリアの宿しか掲載がない。Webで長万部近隣の宿を探すと函館方面に30kmほど進んだところの八雲町にゲストハウスがあったので速攻で宿泊手配した。
  • 14:30 宿泊先に向けて長万部から海岸沿いの国道5号をひたすら走る。
  • 15:55 黒岩駅前バス停小屋で30分休憩・仮眠する。
  • 17:10 ゲストハウス「SENTO」に到着。
    洗濯物を洗濯機に放り込んでから近傍のセブンイレブンで食料を調達しゲストハウスの居間で夕食を摂る。翌日の青森市街での宿を手配する。
  • SENTOの名称は銭湯に由来するそうで銭湯だった建屋をゲストハウスに改修したのだとか。

少雨なるも防風,道の駅「シェルプラザ」にて

6日目:八雲〜函館〜青森(2020.10.13)78.9km:647.5km

当初計画では,東大沼キャンプ場〜函館港〜大間港〜下北半島南下〜青森 のルートでしたが,東大沼キャンプ場から50km以上手前の八雲町で宿泊したため距離的・時間的に当初計画の実行は不可能となりました。計画第2案の函館〜(津軽海峡フェリー)〜青森のルートを取ります。5日目と打って変わって天候は無風快晴で出発してから順調に進みます。重い荷物を積んでの長い坂道の登攀にも慣れて来ました。駒ケ岳西側山麓をかわして函館方面への下り坂を30〜40km/hで飛ばしていたら前輪がパンクしました。予備チューブは使い切っていたのでパッチ当てでのパンク修理で時間がかかり出発時に予定していたフェリーより1つ後の便となり日没後に青森に到着しました。

  • 04:00 起床。キッチンで朝食を作り腹ごしらえしてパッキングする。
  • 07:00 ゲストハウス「sento」を出発。天候は無風快晴。
  • 国道5号を1時間毎に休憩を取りながら函館へ向かう。距離が進むにつれ駒ケ岳が段々と大きく見えて来る。
  • 08:25 湯ノ崎トンネル
  • 08:50 鳥崎川を渡った道の駅「YOU・遊・もり」から駒ケ岳西側山麓の登攀開始。
  • 09:50 北緯42度線通過
  • 10:20 大沼トンネルを抜けて下り坂を40km/hぐらいで快調に走っていたら前輪がガリガリとものすごい振動。パンク!
    予備チューブが無いのでパッチ当てでのパンク修理となる。カップに水を張ってパンク箇所を探したら大穴が3箇所ありパッチ当て修理不能。岩内手前でパンクしたチューブのパンク箇所を調べたら穴は1箇所でパッチ当てで直すことができた。
    振動吸収のためタイヤの空気圧を低めにしていたのがパンクの原因。振動吸収よりパンク回避を優先し前後輪ともタイヤmax近くまで空気を入れた。走行時の振動を体にモロに受けるようになったが以後はパンクは一切なかった。11:15 走行再開
  • 11:25 道の駅「なないろ・ななえ」脇を過ぎて函館新道の側道に入る
  • 12:30 函館港フェリーターミナルに到着。14:10便の乗船手続きをとる。フェリーターミナルの食堂で昼食。
  • 13:45頃,フェリーに乗船。
  • 16:30 平舘灯台航過
  • 17:00 北緯41度航過
  • 17:50 青森フェリーターミナル到着。下船。
  • 18:15 APAホテル青森駅東に到着。一息入れてから市街に出てマグロどんぶり屋さんで夕食。ビールを飲む一気に酔いが回る。ホテルに戻って横になったらそのまま寝落ちしてしまったが23:30頃に目が覚めた。
  • くるぶしまであるサイクルパンツは足さばきがどうにも良くないので膝上で切断し短パンにしてタイツと併用することにした。
  • 持参した小型コンピュータを使って撮影した写真やら動画の整理をしていたら3時近くなり慌てて就寝した。

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