長らくPICを使って提供していたマイコン系の実習を今年度からAVR-Arduinoに転換することになった。私,個人としては一気にARMに転換した方が良いと思うのだが次の機会に先送り。
実習はハード(マイコン・ボード)製作とソフト(制御ソフト)制作の2パートに分けてハード→ソフトの順で実施し,2パート終わったら簡単なマイコン装置(デジタル温度計)が稼働する内容。オープンソースのソフト,ハードを活用
ハード製作(50分☓4コマ☓3回)
- KiCadを使用してターゲットボードの基板設計
- LPKF基板加工で基板製作
- 部品実装,動作テスト
- OPアンプ,AD変換についての講義
ソフト制作(50分☓4コマ☓3回)
- Arduino IDE 1.6.x を使用
- C++ブログラミングの基礎
- マイコンのアーキテクチャについて講義
- Arduino UNOで入出力制御(デジタル,アナログ)
- UNOを踏み台(ArduinoISP)にしてターゲット(デジタル温度計)のソフト開発
写真は,Arduino UNOにICSP書き込み機能を持った入出力実験シールドを載せターゲットボードと接続してArduino IDE からターゲットボードにスケッチを書き込んで稼働させている様子。
この実習は5月末から提供開始の予定。現在,実習テキストを作成中。
入出力実験シールド