0. テストツーリング
日本縦断自転車行の荷物搭載方法や野宿フル装備での輪行方法などを検証するため1泊2日250Kmのツーリングを実施した。
1. ツーリングコース
- 東京都品川区からスタート。都心を抜け国道6号で大利根橋まで行き利根川サイクリングロード右岸に入る。
- 利根川サイクリングロード右岸を水郷大橋まで下る。
- 水郷大橋から霞ヶ浦東岸に向かう。霞ヶ浦1周路に入り東岸を高須崎まで北上しその辺の原っぱで野宿。
- 高須崎から霞ヶ浦沿いを走り水郷橋まで南下し1周と成す。1周コースは「サイクルボールかすいち」のルートをそのままトレースする。
- 水郷大橋から佐原駅に進む。佐原駅から輪行で東京都品川区にもどる。
2. 野宿携行品
- テント・マット・寝袋など
- クッキング用品・食料など
- 着替など
- 補給食・モバイルバッテリなど
※水道ホース
前回の東京湾1周テストツーリングで横須賀のヴェルニー公園でボトルで水をかぶっていたら、子連れの若いオトーさんが声かけて来て「真夏の自転車ツーリングは水かぶるのが一番ですよね〜」この方は真夏に日本一周した人で「短い水道ホース持っていると水浴びに便利ですョ」と教わったのを今回実践した。
水道ホースの使い方 → https://twitter.com/i/status/1302484549524365314
3. 搭載状況
2の用品に雨衣や輪行袋を加えて搭載。リアのバックパックには収容スペースがかなり余っていた。着替の1セットともう1〜2日分の食料が入りそう。
4.対策箇所の具合
想定した通りの効果を発揮して前回の東京湾1周で発生した不具合は解消された。
5.野宿の状況
うまい具合に野宿地に芝生があり広々とした2人用テント+オーバスペックなマットでかなり快適だった。野宿3連泊ぐらいは余裕で可能だと思う。
【余談1】山岳用テント
オートバイ野宿ツーリングの経験から1週間もツーリングしていると雨に遭遇する確率は高く雨の日のテント泊はテントに充分な耐水・耐候性が無いと雨水が侵入して悲惨な事になるので山岳用テントを使っている。大きさは2人サイズで雨の日の朝の出発時にテントの中でパッキングを終えられるように携行荷物はテントに中に入れている。だだし、匂いのある食品は野犬などを呼ぶのでテントから離れたところに置く。
6.野宿メシ
ツーリング中の野宿は体を休めるのが主眼だから超簡単クッキングで洗い物も最低限になるよう工夫する。
食事をよそう容器にはビニール袋をかぶせて容器が汚れず洗いが不要になるようにした。
- パスタを茹でる
- パスタを茶こしで取る
- 茹で汁でソース温める
- パスタにソースをかける
- 完食 洗物はスプーンだけ
- コヒーと羊羹
【余談2】キャンプ定番アイテム
バイクパッキング+ソロキャン のblog記事やyutubeビデオを見ると椅子(helinox)やローテーブル(captainstag)やコンパクト焚き火グリルが定番のアイテムのようになっていますが,私の野宿には キャンプを楽しむ要素 は無いのでキャンプ生活を快適にするこれらの道具は携行しません。ただし,簡単な調理でも地べたでやるよりレジャーシートを敷いた方がクッキングセットを広げやすいのとランチマットを敷けば食事を並べたときの「ゆとり感」(?) が出て良いです。また,これらはパッキングするとき軽くてかさ張らないのも良いです。
【余談3】野宿メシ レシピ
今回の野宿メシはアルファ米やパック飯,レトルト食品の超簡単版でしたが,調理する余裕があればシェラカップ1個でできる野宿メシのレシピは沢山あります。参考にしているのはアウトドアカルチャーニュースサイトAkimamaの「ものぐさ男の山ごはんシリーズ」です。これに習って自分で作ったレシピが「ペンネ・アラビアータ」今回は洗い物の手間を省くため既存のレトルトを使いましたが自前調理の方が美味しいデス。
7. 輪行状況
野宿用品があるので通常の輪行より重量があったが担ぐことは可能で乗り換え移動など支障なくできた。
- バックパックは車体から外し背負う
- テントやモバイルバッテリなどの重量物をバックパックに移動し車体をできるだけ軽くする
- ハンドルバーバッグ、フレームバッグは装着したままで可
- フロントフォークの荷物は外さないと車体が輪行袋に入らない。この荷物はダウンチューブに固縛する
日本縦断ツーリングで輪行できることは必須と考えています。人・車の不調によるツーリング中断エスケープ、極悪天候避けて鉄道に迂回などの輪行を想定してしています。
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