2017年9月3日〜5日に津軽半島を自転車で走って来ました。

(下書きの未完だった記事を最後まで書きました)

  1. 概要
    1. 青森から反時計回りで,ほぼ海岸線をトレースし鰺ヶ沢までの160kmを走破します。
    2. 難所は龍飛埼〜眺瞰台の長〜い登り坂で,その他はアップダウンの少ない平坦路です。
    3. 東京から津軽半島へのアプローチは青春18きっぷを使ってJR在来線を乗り継ぐ輪行です。
  2. 9月3日(第1日目) 大井町駅→青森駅(輪行:800km 18時間)
    1. 乗換駅/時刻
      大井町/0431→0453/上野/0513→0655/高崎/0712→0817/水上/0824→1020/長岡/1027→1127/新潟/1143→1257/村上/1332→1556/酒田/1630→1819/秋田/1831→2002/大館/2120→2250/青森
    2. 補給計画
      04:30〜13:00はかなりタイトな乗り換えで売店に寄って食料調達などは無理ですから,それなりの量の補給食や水分を携行し乗り換え時や列車内で補給します。
      大館で20:02着の80分の余裕があるので駅外に出て夕食を取ることにします。

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    3. ひたすら列車に乗り続けました。1本でも列車を逃すと9月3日中には青森にたどり着けず,その後の全計画が破綻します。
  3. 9月4日(第2日目) 青森→龍飛埼→鰺ヶ沢(自転車:160km),鰺ヶ沢駅→秋田駅(輪行:160km3時間)
    1. 青森→龍飛埼→鰺ヶ沢の約160kmを坦々と自転車で走ります。
    2. 鰺ヶ沢駅17:32発の快速「リゾートしらかみ6号」に乗り秋田まで輪行します。
    3. 平均巡航速度を16km/hと見積もり青森を04:00頃出発することとしました。
      走行10時間,休憩2.5時間,余裕1時間

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    4. 当日は北の風がやや強く青森〜龍飛埼は向かい風のとなり巡航速度がかなり落ちました。
    5. 龍飛埼〜眺瞰台は登り坂が延々と続き,途中に足がつったりしてかなりキツかったです。

      上の写真の中央突端の白い建物が龍飛埼燈台です。
      眼下のあの地点からここまでずーっと登り坂です。

       

    6. 眺瞰台から西の海岸に降りる道はかなり急な下り坂でタイトなカーブが連続するところがあります。スピードオーバーでカーブに突っ込みそうになり,転倒しないようギリギリのブレーキングを強いられることがありました(ディスクブレーキおかげで難を逃れた)
    7. 十三湖から五能線に交差するまでは県道12号の西側の農道を走りました。この道の周囲は森・田・畑ばかりでコンビニや民家はありません。この区間でボトルの水が切れてしまい水の補給できずかなり辛かったです。幸い無人野菜販売所の脇に水道蛇口があったので干からびる前に水の補給ができました。
    8. 鰺ヶ沢〜秋田の列車乗車時間帯に日没となり車窓から美しい日本海の夕景を見ることができました。
  4. 9月5日(第3日目) 秋田→和田(自転車:20km),和田駅→上野駅(輪行:554km13時間),上野駅→自宅(自転車:15km)
    1. 雄物川沿いの秋田サイクリングロードを走り和田駅まで自転車で移動します。その後は上野駅まで輪行します。
    2. 乗換駅/時刻
      和田/10:29→12:56/新庄/1418→15:32/山形/16:31→17:17/米沢/17:44→18:30/福島/18:50→20:23/新白河/20:26→20:50/黒磯/20:56→21:48/宇都宮/21:50→23:38/上野

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    3. 雄物川沿いのサイクリングロードはきれいなところです。

    4. トラブルは最後の最後にやって来た!
      上野から自宅まで15kmを自転車で快走して帰還する予定でした。
      上野→秋葉原→東京駅→東京タワーと快調に走っていましたが,国道1号の三田交差点(慶応大学脇)を過ぎたところで,ペダルにショックがありクランクが空転しました。
      「チェーン外れた」と止まって見るとチェーンがありません。チェーンが切れて飛びました。
      歩いて戻って路上に飛んだチェーンを回収したもののチェーンカッターを持っておらず修理不能です。
      かろうじてプレートとピンが残っているのでペンチプライヤで挟んで圧入すれば何とかなりそうだがペンチプライヤを携行していない。
      スマホで24時間営業のガソリンスタンドを探したところ運良く400mの所にあったので,そこまで押して事情を話して工具を借りて応急修理をしました。
      プレートの曲がりを直しピンを軽く圧入しただけの応急修理ですが自転車を漕いで走れるようになりました。
      ただし,大きなテンションをかけると外れる予感がしたので,登り坂は押して登りできるだけ平坦な道をチェーンにテンションをかけないでゆっくりと走行して帰還しました。

  5. 感想
    1. 津軽半島は思っていた以上に良い所だった。かつで海上保安庁で燈台の仕事をしていたせいか,何もない岬の突端や延々続く海岸線の茫漠たる景色が好きです。
    2. 今回の遠征で最も印象に残っているところは下の平舘燈台です。
      青松に映える燈台の美しさだけでなく,この燈台の設置位置が絶妙です。陸奥湾口を示し青森港へ誘導する最適なポイントにあります。龍飛埼燈台より二十年近くも前の明治32年に設置されたのも頷けます。

    3. チェーン切れはチェーンカッターを持っていれば簡単に修理できるトラブルです。携帯工具にチェーンカッターを入れていなかったのは痛恨のミスです。
      龍飛埼〜眺瞰台〜西海岸の間の全く何もなく車の通行も少ないところで,このチェーン切れが起こったら相当に困難な状況に陥ったと思いゾッとします。
    4. 1日18時間列車に乗る輪行は列車に乗るのは飽きたが,そんなにも辛いものではなかった。列車乗車18時間を体験したことで復路の13時間はかなり短く感じた。
      (2018年3月下旬に「しまなみ海道」に遠征予定です。JR在来線輪行16時間も大丈夫でしょう)