10月1日,2日にニューヨークで開催された World Maker Faire 2016 にBottled Circuit “Message in a Bottle”と旧作のOneChip-Arduino,Arduino Skeletonを出展しました。
Editors Choice(青リボン)とBest in Class(赤リボン)を受賞しました。


出展申込みから展示終了まで
出展申込みから前日までの手続は全てメールで案内が届きメールに貼られたリンクのWebページで行います。MakerFaireオフィシャルの出展者紹介ページも出展者自身が編集します。
7月18日 | Webサイトで応募 |
7月19日 | 出展承認メール着信 |
8月20日 | 出展プロジェクトのページが設けられ,プロジェクトの概要,写真,ムービー,出展者自己紹介などを記載 椅子個数,電源容量,危険物有無の申告 プロジェクトでWiFi利用するか否かの申告項目もあったが申告せず。が,会場での通信手段の確保のために申告しておくべきだった。 |
9月14日 | 出展者チケット申請(チケット販売代行サイト) 3枚申請(5枚まで無料)代表者による一括申請。チケット利用者全員の氏名等の個人情報入力が必要。 メール添付PDFファイルが着信。プロジェクト名,チケット利用者氏名,識別バーコード記載されている。 |
9月24日 | 出展ゾーン確定のメール到着,ゾーン3(電子工作系の野外テント) |
9月26日 | 出展マニュアル受領(メール添付PDFファイル) この段階では出展ゾーンだけで自分の出展ブースの位置は不明 前日パエリア・パーティ(無料)への参加申請(チケット販売代行サイト)3名分申請 |
10月1日 前日準備 |
入口ゲート受付 出展者チケット提示,バーコード読取り参加者確認,出展者ストラップをもらう。展示ゾーンの受付へ行くよう指示あり。 展示ゾーン受付 プロジェクト番号申告し出展ブースの位置を確認,出展者キット(ネームタグ他)を受領 出展ブース 机,椅子,電源を確認。展示品は無くとも机にテーブルクロスなどを敷いて「ここ使っているよ」と明示(準備している形跡が無いと,他の出展者が椅子等不足した場合に使っていないからと持って行くことがあるらしい) パエリア・パーティ 出展者交流会,出展品についてスマホ等使って見せ合う。通常は野外開催らしいが,当日は雨模様で室内で開催,人があふれていた。 |
10月1日 第1日目 |
展示準備 来訪者対応 1日目終了,持ち込んだコンテナに展示物を入れ机の下に保管 |
10月2日 第2日目 |
展示再開 来訪者対応 展示ゾーンのマネージャが各ブースを巡回して「18時まで展示してね。早めに片付けるのは止めてね」と注意喚起。が,17時過ぎたあたりから片付けを始めるブースがちらほら。17時30分すぎた頃から人波が途絶え始めたので片付ける。ご近所のブースに挨拶して撤収。 |
展示トピックス
- 展示ブースはZone-3(電子工作系屋外テント)に配置された。
- 前日:雨,1日目:小雨〜曇,2日目:曇 多少寒かった。
- 電子工作系は企業や個人の商用プロダクトの展示が多い。趣味のプロジェクトは少ない。
- 電子工作系はMaker Faire Tokyo、NT金沢、京都、名古屋の方が面白いモノが多い。技術で遊ぶその独創性は、どの国に持って行っても誇れる(評価される)と思う。
- 機械系,乗物系は趣味のプロジェクトが多い。
- 「Power Wheels Racing」はコース横にパドック(テント)が並び本気のモータースポーツ。
- 火を吹く過激な展示は思ったより少なく小規模。科学館(New York Hall Of Science)の施設・敷地を利用しているためベイアリアに比べてニューヨークは制限があるとのこと。
- Maker Faire Tokyoに比べて展示参加者、来訪者が圧倒的に多いが、開催スペースが広いので混み合っている感じはない。
- 2日で全部を見て回るのは絶対無理
- 屋外展示が主で建物内展示は暗室作品とニューヨーク大学ITPの作品が配置されている。
- ストリート・パフォーマンス(による展示)が面白い。
- 展示物説明は娘夫婦 Mariko & Lukeにおまかせ。
- Maker Faire Tokyo あたりで英語で話しかけられたら,片言でテキトーに答えていたが,今回は全部おまかせ。人は楽な方に流れるものだ。
- ボトル・サーキットを見る人の反応は日本といっしょ。
- geek高校生の反応は,まんま日本の高校生と変わらない。
- 「クレイジーだぁ」と言って大笑いする人とは友達になれる。
- ボトル・サーキットがHack a Dayで紹介された。
- Hack a Dayをみてブースに来訪された方が少なからずいた。
- 小学生を連れたお母さんから「この作品を作るとき一番たのしいところは?」と聞かれて
- 真面目そうな親子だったので「LEDマトリクスを組み立てるところですね」と答えた
- 「でしょうね〜」と大いに納得されたが…実は「ウイスキーの空き瓶作り」が一番楽しい。
- Editors Choiceの青リボン3本とBest in Classの赤リボン1本を受賞してビックリ
- エディターズ・チョイスの選者の方が「このような,個人の趣味のプロジェクトの出展が増えてほしい」と言っていたのが印象的。
- 展示ブースで使うLED電光表示サインボードをLukeが利用する共同工房で作って貰った。
- 木工系が主の工房だが溶接機とか電子工作用設備もある。
- 会員制の工房3rdWardが閉鎖されるとき,木工系の機械や工具を買い取り廃工場の一画を借りて移設した工房。
- TechShop Tokyoにある木工CNCより大きなCNCが稼働していた
- 出展したボトル・サーキット”Message in a Bottle”はNode.js, Johnny-five を使ってメッセージの遠隔表示を行っている。
- そのJonny-fiveの作者とコントリビューターの来訪があった。
- なんと,娘 Marikoの知り合い。
Mariko は Brooklyn.jsのオーガナイザで,その筋で交流があるとのこと。
- Bottled Circuit
- Bottled Circuit
- 展示準備完了
- 娘夫婦 Mariko & Luke
- リボンを受賞した!
- リボン!
- リボンの裏面には署名
- リボン受賞記念撮影
- Johnny-fiveの作者と
- Johnny-fiveのコントリビューターと
- 共同工房で工作
- 共同工房で展示案内用LEDサインボードを作ってもらった