リニアテクノロジーのフリーな回路シミュレータLTSpice IVのmac版がリリースされていた。
早速,ダウンロードして動かして見た。ユーザインターフェースがWindows版とかなり異なっているので操作に戸惑う。
全くマニュアルを読まないで以下を試行錯誤して見た。
- グリッド・ドット:マウス右クリックでView→Grid Dotsと進む。
- 部品の呼出し:キーボードの[F2]を叩くか,マウス右クリックでDraft→Componentで部品を選ぶ。
- 部品の回転:キーボードcommand+R
- 「GND」の出し方:右クリック→Draft→Net Name→◎Ground→[OK]で「GND」を配置できた。(マニュアルを読めばスマートな方法があるのではないかと思う)
- 配線:[F3]を叩くか,マウス右クリックでDraft→Wireとして配線する。
- 部品の値の入力:部品にマウスポインタを合わせて右クリックするとプロパティ・ダイアログが開くので値を入力。
- シミュレーションコマンド入力:キーボードの[S]を叩くか,マウス右クリックでDraft→SPICE directiveと進んでコマンドを直接入力(マニュアルを読めばスマートな方法があるのではないかと思う)
- シミュレーション実行:回路図ウインドウの[RUN]ボタンをクリックするか,マウス右クリックでRUN
- 波形表示:Windows版と同じく,シミュレーションRUNさせてマウスポインタを回路図の配線や部品に合わせれば電圧プローブ・電流プローブに変化するので見たいところをクリックすれば .rawウインドウ に波形が表示される。
とりあえず,定番の1石アンプの回路シミュレーションはできた。
LTspice for mac の使い方ビデオ(回路図入力,過渡解析,AC解析)をこちらに置きました。
Windows版のLTSpiceの基本的な使い方は,こちらの旧コンテンツ「LTSpiceを使う」に掲載しています。