KiCad 5.0.0 stableがリリースされました。
KiCad 5.0.0 stableとEAGLEの連携は別記しました。

  1. EAGLEとKiCad 5.0の連携
  2. EAGLEの部品をKiCad 5.0でライブラリとしてインポートする方法
以下の情報は古くKiCad 5.0.0 stableには適合しない部分があります。

次期バージョンのKiCadがEAGLEのデータをそのまま読めると聞いたので次期バージョンのテスト版KiCad-nightlyを使ってEAGLEのデータのインポートをテストしてみました。

テストは macOS+VirtualBox+Win10で行いました。

  1. KiCad-nightlyのダウンロード
    次のURLから最新のnightlyをダウンロードします。
    http://downloads.kicad-pcb.org/windows/nightly/
  2. KiCad-nightlyのインストール
    KiCadはデフォルト設定でインストールすると3.6GBのディスクスペースを消費します。フットプリントライブラリ+3Dモデルライブラリで3GB超のサイズがあります。今回はEAGLEデータをインポートしレイアウトエディタで編集するだけなので,これらのライブラリ等を外して本体のみインストールします。
    【注意】既にKiCadがインストールしてあると上書きされます。

    1. ダウンロードしたインストーラーを起動します。

    2. コンポーネント選択画面になったらチェックをすべて外してインストールを続行します。

  3. EAGLEのボードファイル(.brd)のインポート
    1. KiCadのレイアウトエディタPcbnewを直接起動します。(Winではpcbnewを検索して実行)

    2. Pcbnewが起動したら,メニューの「ファイル」→「KiCad以外のボードファイルをインポート」と進みます。

    3. ファイル選択ウインドウが開くのでEAGLEのボードファイル(.brd)を選択しインポートします。
    4. 警告が表示されたら[OK]をクリックします。

    5. インポートが終了したら、データを失わないために,すぐにファイル保存します。

インポートしたデータは編集・加工できます。
PcbnewでEAGLE-Free版の80mm☓100mmのサイズ制限を超えた面付けしてみました。

ここでは,レイアウト(.brd)データのインポートについて記載しましたが,プロジェクト全体も簡単にインポートすることができます。

次期バージョン ver. 5.0系stable版のリリースが楽しみです。

 

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